声かけ3日目
さて、今日からは声かけの記録として日記を書いてい く。
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声かけ数: 105
今日は、日曜日ということとイベントが重なっていて、駅が人でごった返していた。
人は多く、流れも速かったので、ぱぱっと声かけをすることができた。今日行ったのは、1 秒から 2 秒程度の極々短い声かけである。
そして、相手がどんな反応をしようとも、必ずこちらからスッと離れる。なぜなら、セックスするために声かけをしていないから。言うまでもなく、会話するつもりもないし、むしろ禁止している。
このスタンスが重要。今はあくまで、ラクに声かけができるように、自分の体をナンパワールドに慣らしている段階なので、それ以上を求めてしまうと、目的がブレブレになってしまうのである。
今後はこれを少しずつ拡張してゆき、最後には短い会話を抵抗なくできるようになることを、とりあえずのゴールとしている。
「短い会話」は、私にとって非常に大きな進歩であり、実現したらと考えるとそれだけでわくわくする。
とにかく焦らずに、ゆっくり進んでゆく。それくらいがちょうどいいのである。
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今日は特に、脱力しながら「あ」を言ってみることと、その後に間をおいて挨拶をすることを試すことに重点を置いていた。
脱力しながら「あ」と言ってみると、確かに反応率が高くて面白かった。めっちゃビビってるのが可愛かった。でも、ちょっと驚かせ過ぎたこともあったので、その時は「すみません~」と軽くフォローしておいた。
最後のほうで新しいキーワードを試してみたのだが、これが思ったよりも言ったときの感触がよく、顔がほころんでしまった。相手の反応というよ りも、自分が言っていて気持ちいい。
そのキーワードを使った呼びかけは、こちらが何かを与える側であることを暗に示しているが、それがいいのかもしれない。私はナンパにおいて、与える側に立つことを重視している。女から何かを求めるというスタンスは、なんだか乞食みたいで情けない。それよりも、声かけをしてあげて、いい気分にしてあげたり、日頃の思いを解放してあげるという、与える男になりたい。
ナンパは、アドラー心理学における共同体への貢献である。なぜなら、相手に声をかけることによって「私ってそんなに魅力的なのかな」と喜ばせ、それについて感謝を伝えたり、話を聞いてあげたりすれば、それは勇気づけとなる。
反省点を振り返ってみると、今日は背筋があまり伸びていなかったので、過去 2 回の声かけよりも、少し気持ちよさが薄かったかもしれない。過去 2 回は、それだけ気持ちよかったのである。天から吊り下げられているように、ピンと背筋を伸ばすことの大切さを学んだ。
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今日の声かけでは、終始いい感じだった。そして、少し物足りなさを感じた。
これはおそらく次に進んでいいというサインなので、次の声かけでは最後の好感触だったキーワードを多く試してみることと、さらにその後に 1 秒を追加することを試してみる。そして、背筋をピンと伸ばすことも意識する。