ナンパをする意味
ここでは、私がなぜナンパをできるようになり たいのかについて書こうと思う。
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私がナンパができるようになりたいと思った 1 番の理由は、ひとえに女性経験が全くない人生で終わりたくない、ただそれだけだ。
私は、実は保育所時代から恋愛に凄く興味があった。そのころから常に 1 人の女の子に片思いをして、自分なりの積極的なアプローチをしていた。そうして、片思いをしてばかりだったのが、中学 2 年生のころ、5 人目の女の子に告白をして振られたと思ったら、その後に向こうから告白してきてくれた。私は驚きまくったが、急に怖くなり、結果的にはこちらから振ってしまった。
本当の自分を、自分の恋焦がれてきた相手に見せて、そのうえで嫌われるなんてことが、もし仮に起きてしまったらと考えると、本当に怖かったのである。だってそうでしょう?本当の自分を知らないで嫌われるのと、本当の自分を知られたうえで嫌われるのでは、全然違う。そして、私は絶対に嫌われると思った。それだけ、私は本当の自分に自信がなかった。
そして、その失敗をズルズル引きずって、私は 26 歳童貞にまで、こじらせてしまった。それは、気が遠くなるほどの長い停滞だった。
いま振り返れば、それは誰もが通過するような儀礼であった。本当の自分というのは、生まれてから今までの、過去の自分の連続のことであり、実際には、自分のダメなところを含めて、相手に見せることで、濃厚で深みのある人間関係は構築されてゆくのである。
まあ、停滞していた期間も含めて、過去のことについて悔やんでいても仕方がない。私が変えられるのはこれからの自分なのだから。
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もう一つ の理由は、もっと、人と心で交流できるようになりたいということ!私はこれまで人を遠ざけてきたが、決して人間が嫌いなわけではない。むしろ、大好きだ。
表層だけ見るとなんともないような人間が、例えばドキュメンタリー番組などで掘り下げられたときに、実に濃厚で紆余曲折の人生を送ってきていることがわかった途端、大好きになることがある。
そんな風に、まだ知らない人を大好きになって、心を通わせてみたい。そこには、想像を超えるような情緒の爆発がある気がする。
そのためには多くの人間と出会うのが最善の策であり、それをできるのがナンパだ。街中の女性には、タダで話しかけ放題で、出会いの数は事実上、無限ということができる。
セックスなんて、風俗嬢に 2, 3 万円も支払えば簡単にできるのだ。結局のところ、それは自慰の域を出ない。1 人で勝手に気持ちよくなっているだけ。そんなことに、私はあまり興味がわかない。